テクニカル分析とは何か?それは価格チャートを使い、市場の新たなトレンドを察知し、それを利用する技術である。
ファンダメンタル要因はすでに価格に織り込まれているので分析は不要。むしろチャート上の価格の動きこそファンダメンタルの先行指標である。
この本から学ぶ、資産運用に役立つ必殺フレーズとは……
本の概要:
テクニカル分析の基本理念、チャートの描き方をはじめ、チャート・パターン、出来高と建玉、移動平均、オシレーター、ポイント・アンド・フィギュア・チャート、エリオット・ウェーブ、サイクル理論等、チャート分析に必要なノウハウを、やさしく、そして長年にわたり市場で揉まれてきた正確でこなれた邦訳によってわかりやすく解説する。著者:
ジョン J.マーフィー
元メリル・リンチ証券の上級先物トレーディング・アドバイザー、CRBの上級テクニカル編集者等を歴任
『先物市場のテクニカル分析』より
この本から学ぶ、資産運用に役立つ必殺フレーズ
“3%ブレイクルールと2日ルール” p.68
解説
“3%ブレイクルールと2日ルール”
誰しもテクニカル分析でトレンドラインを割ったから損切りしたけど、一時的ですぐに戻ったという経験をしたことがあるのではないだろうか。
トレンドラインブレイクが一時的か、そうでないかの判断はとても難しい。
そんな時に役に立つのが、プライスフィルターとタイムフィルター。
長期トレンドのブレイク判断には、プライスフィルターとして終値で”3%ブレイクルール”がある。
また、タイムフィルターとして2日間連続して終値がトレンドラインをブレイクしたらトレンドラインブレイクとする”2日ルール”もよく使われる。
ただしどちらも一時的なブレイクを避けられる可能性は高まるが、損失拡大につながる可能性には注意しなければならない。
総合評価
難易度
初級(初心者〜)
資産運用の役立ち度(星1~5)
⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
現在38刷を重ねるロングセラー
1990年発刊された日本語訳が今も“売れている「投資・金融・会社経営」書”の上位に名を連ねる名著