起業、株式上場、M&A、TOB、株主総会等々株式投資家が知っておきたい企業の実情を漫画でリアルに学べる
現実でもコクヨのぺんてる買収にプラスがホワイトナイトで登場
この本から学ぶ、資産運用に役立つキラーフレーズとは……
本の概要:
元ボクシング世界王者の花岡 健がホームレスを10人雇って、Tシャツ専門店チェーン「T-BOX」を立ち上げる。会社は紆余曲折を経ながら株式上場を果たす
そこに天敵、一ツ橋商事・井川が買収を仕掛ける。企業内部の混乱、外資ファンドの暗躍等リアルな戦いに。そして最後に待っている意外な結末とは著者:
三田 紀房
東大合格請負漫画『ドラゴン桜』は、2005年7月にテレビドラマ化され、同年、第29回講談社漫画賞(一般部門)、平成17年度文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞。
この本から学ぶ、資産運用に役立つキラーフレーズ
“時間を金で買う”8巻
“経済というものは合法的戦争なのだよ”8巻
解説
“時間を金で買う”
大企業が中小企業を買収するのは時間が惜しいから
新しい事業を始めるのは可能だが、ノウハウを蓄積するのに時間がかかる
特に現代は先にプラットフォームを構築した企業が総取りになるケースも多い
中小企業側も資金力が乏しいために他社に先を越されると全てを失うため、大企業の買収に応じるケースも多くなってきた
“経済というものは合法的戦争なのだよ”
“人が死なないからなんの騒ぎにもならないが…銃をパソコンと携帯に持ち替えて、世界中日々知恵と度胸で戦っている”
経済戦争という言葉があるぐらいだから、冨の争奪戦はまさしく戦争である
ちなみに世界的投資家ウォーレン・バフェットは、CDSの事を「金融大量破壊兵器」と呼んでいる
※CDS:クレジット・デフォルト・スワップ(Credit default swap)とは特定の会社等が倒産したとき等に、一方の当事者から他方の当事者に、あらかじめ定められた金額が支払われるデリバティブ取引のこと
総合評価
難易度
初級(初心者〜)
資産運用の役立ち度(星1~5)
⭐️⭐️⭐️⭐️
株式上場した時に古参の社員が追いやられて行く様を私は見たことがあるだけに、荒唐無稽な漫画ではなく本当にリアルな姿が書かれた漫画である